防犯カメラ解説

用語
説明
映像素子 カメラに映像を取り込むための目となる部分で、イメージセンサーとも呼ばれています。
CCDと言えば聞き覚えもあると思いますが、1/3や1/4インチと言うサイズが現在は主流となっています。
1/3インチは縦3.6mm 横4.8mm、1/4インチは縦2.7mm 横3.6mmの大きさで、大きいサイズの1/3インチのほうがワイドな撮影が可能です。
有効画素数 CCD内に映像を取り込む最小単位で画素数が多いほど一つの画像を細やかに分割するため、映像は細部まで鮮明に捉えることができます。
25万画素程度は防犯監視用としての使用は充分可能で、38万画素を超えるものはパソコン等に画像を取り込み解析を行うのに適しています。
有効画素数が高いほど綺麗に映りますので近年画素数の高いカメラが次々と開発されていますが通信速度が追いつかないのが現状です。
走査方式 映像として現すための方式値です。
水平解像度 数値が大きいほど高画質の映像が得られ、映像がシャープになります。
但し、水平解像度が高くても使用するモニターやテレビの解像度が低ければ意味はなくシャープな映像は期待できません。
モニター選びもシステム構築には重要です。
同期方式 カメラと映像を同期するための方式ですが内部で同期されるものが殆どです。
最低被写体照度 被写体を撮影するのに必要な最低限の照度、つまり明るさをLuxという単位で表していますが、普段使わない単位ですので簡単に例を挙げてみます。
快晴の屋外 10000Lux コンビニ 1000Lux 一般事務所 500Lux 地下駐車場 10Lux 夕闇 1Lux
満月の夜 0.1Lux 上弦の月明かり 0.01Lux 星明かり 0.01Lux
0.001Luxともなると肉眼では真っ暗ですが、CPCAMの暗視カメラはしっかり物体を捉えます。
S/N比 Sは信号(映像信号)、Nはノイズレベルで、数値が多いほどノイズが少ない信号です。
ホワイトバランス 鮮明に映すため白を基本とした映像バランスを設定する機能です。
電子シャッター カメラは映像を映すために高速でシャッターを切っています。
その速度を表す数値で数値が大きければ大きいほど滑らかな映像となります。
オートアイリス 周囲の明るさに応じて自動的に絞り調整(アイリス)を行うレンズです。
明るさが変動する場所に効力を発揮しフリッカを減少させる効果もあります。
バリフォーカル 焦点距離を任意に変更できるレンズです。
逆光補正 逆光となる場所にカメラを設置した場合、明るすぎると判断したカメラが自動的に映像を暗くしてしまいかえって見づらい映像となってしまう場合があります。それを見やすい明るさに補正をする機能です。
ミラー機能 反転機能とも言い鏡に映したように映像を反転します。
デジタルズーム レンズズームの他にCCDにてズームする機能です。
ズームレンズと併用することにより倍率を上げることが出来ます。
ネガイメージ機能 ネガポジ変換とも言われ、カメラのフィルム(ネガ)のように映像を変換します。
マスキングエリア 映さなくてもいい場所・部分を隠すことが出来る機能です。
AGCゲイン調整 AGC(オートマチックゲインコントロール)の略で映像信号レベルの強弱を自動補正し、一定レベルに自動調整する機能です。
ハイライト制御機能 露出調整機能です。
エンハンスト機能 動作状態をリモート監視する機能です。
フリーズ機能 カメラの映像を任意に停止する機能で、被写体を静止画像にて確認したい場合に役立つ機能です。
アラーム機能 カメラの映像に動きがあった場合や異常に対してカメラ自体がアラーム出力する機能です。
RS-232端子 カメラ単体を調整するための端子です。専用ソフトと併用することにより現場での調整が可能です。
ビデオ出力 映像の出力方式で使用するケーブルと端子を表しています。
ガンマ補正 映像などの色データと、それが実際に出力される際の信号の相対関係を調節して自然に近い映像を得るための機能です。
使用湿度/温度 カメラが使用できる環境温度と湿度の限界値で、温度は高すぎると故障の原因となり低すぎると映像が映らず、湿度は高すぎると結露や故障の原因となります。
フリッカーレス 西日本と東日本とで使われる電源周波数が50Hzと60Hzで違うことはご存知だと思いますが、東日本で使われる50Hzにテレビの走査周波数が60Hzと10Hzの差が干渉してしまい画面にチラつきが起こってしまう現象を防ぐ機能です。
西日本では意味のない機能ですが、東日本では特に蛍光灯と干渉してしまいカメラの映像に支障をきたします。
赤外線 被写体に赤外線を投射し浮かび上がらせることにより映像として取り込みます。
スターライトとは仕様が異なりますが、一切の明かりが無い場所での撮影には絶大なる効力を発揮します。
電源 カメラが稼動するために必要な電源値です。
DC(直流)電源として12Vが主流ですがAC(交流)100Vをそのまま使用できるタイプも存在しますので選ぶ際にご注意ください。
DCタイプはアダプターや別電源が必要となります。
撮像方式 画面上に映像を映し出す方式ですが、日本やアメリカはNTSC信号(白黒はEIA信号)を使用していますので気にする必要はありませんが、ヨーロッパ諸国はPAL信号(白黒はCCIR信号)を使用していますのでカメラとモニターで信号が違うと映像を正常に映し出せません。
海外から安いカメラを購入する方は使用対象国を間違えると映りませんから要注意です。
レンズマウント レンズを取り付けるマウントの種類です。CマウントとCSマウントがあります。